2004年01月05日
TBS総務局広報部

◆概要
昨年はTBSにとって地上波デジタル放送が始まったことが一番大きな出来事であった。これは50年の放送史に改めて新しい一ページを刻む年であった。
大変厳しい時代ではあるが、新しい波を一つ持って新しい時代を切り開いて行くにあたり我々は何をやっていくか、まさに今年は新しいTBSを創っていく最初の年であると思っている。

TBS・R&Cは先の聴取率調査で14期連続トップを獲得した。ラジオの広告媒体としてのパイは年々下がり、景気全体が低迷する中、右肩上がりで頑張れたのは、番組を充実して視聴者のニーズに応えたことによると思う。
事業関連も大幅な増収増益を続けている。常に新しい企画、新しいイベントを探してきた結果がこうした成果を生んでいると思う。
テレビも年初は「GOOD LUCK!!」など高視聴率番組を生み出したが、後半はドラマが失速したのが残念であった。しかし、TBSらしい大型企画が成果を挙げた。「さとうきび畑の唄」は若い人にも反戦に対する強い反響を呼んだ。また「初蕾」「恋文」などもレベルの高い作品であった。
ドキュメント「人間とは何だ!」や「世界陸上パリ大会」も良い成績を上げた。我々TBSはこれから先、こうしたジャンルからさらに発展してレギュラーをより強くしていけばこのデジタル時代を勝ち抜いていけると確信している。
特に昨年末の「K‐1プレミア2003Dynamite!!」<ボブ・サップVS曙>は、短い時間だがおそらく史上初めてNHK「紅白歌合戦」を超える視聴率をとることが出来た。これは企画、内容を創っていけば新しいイベントを開発できるという自信を持てる一つの出来事であった。
一番大事なことは企画の充実、番組の充実だ。

◆新賃金体系について
今、組合に新しい賃金体系を提案している。新しく入る社員について年功序列賃金から能力に応じて支払う新賃金体系を組合と交渉中だ。できれば組合と納得の上で導入したい。

◆年金問題について
信託している株式が値下がりし、予定運用利回りとの差額分、105億円を特別損失で3月に計上することにしている。
これは株式信託のどこに危険性があるか、株価変動の経営への影響がハッキリしないので計上することにした。

企業年金は公的年金に比べて法整備には足が重いものがある。年金財政をどうするか、現在すでに受給している方々のご理解とご支援がない限り、我々の年金のソフトランディングはできない。しかし、ハードランディングよりソフトランディングの方がよいと私は思っている。この4、5年の問題ではなく、その先のTBSの為に先輩諸兄、従業員の理解を頂いて改定の為の第一歩を記したいと思っている。

◆ネットワーク体制について
地上デジタルが開始され、TV28局が皆揃って地上デジタルとしてのネットワーク体制を維持していくことが広告媒体としての価値を維持していくためにも重要だ。全系列が揃って次の時代を生き延びる為に協力をお願いしたい。

◆ 最後に
今年は申年で「見ざる・聞かざる・言わざる」というのがあるが、社員の皆さんへは「見る・聞く・言う」をお願いしたい。
TBSがどういう環境にあるのか、世の中の人と比べてどういう立場にいるのか、ジャーナリズムの一員として我々の立場をしっかり見て欲しい。
視聴者が何を望んでいるかを観察し、それをよく聞いて欲しい。
言うのは批評ではなくて、建設的な意見を正々堂々と言って欲しい、積極的に提案して欲しい。

各社のご発展をお祈りすると共に、今年は横浜ベイスターズが昨年と違う良い成績を挙げられるよう祈願したい。

以上