JNNドキュメント

JNNドキュメント 毎週(火) 午後11:00〜12:00

地上波では、地域ごとにしか見ることのできない地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーをお送りします。

2020年04月28日放送

市庁舎は83歳 〜登録文化財の行方〜

制作:RKB毎日放送

1936年に建てられた福岡県大牟田市の庁舎本館。塔屋を中心に左右対照にそびえ立つ造りが特徴で、屋上には防空監視哨などの戦争遺跡も残る。
建造物としての美しさと歴史的価値が評価され、2005年、国の登録有形文化財となった。しかし、登録からわずか14年、市は「老朽化」を理由に庁舎の解体方針を決めた。増築を繰り返した庁舎内では迷子になる市民が出るなど、使い勝手の悪さも問題になっていた。専門家や市民の間では、保存を求める声が根強いものの、市は、「保存には維持管理費がかかる。厳しい財政状況の中では難しい」と繰り返してきた。解体か、保存か。実は今、多くの地方都市が同様の問題に直面している。イコモス日本委員会は、今年8月、文化庁に要望書を提出し、財政上の理由から文化的価値ある近代建築の解体が相次いでいる現状に警鐘をならした。建築から半世紀以上が経過した近代の名建築は、このまま消えてしまうのだろうか。

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2020年04月21日放送

あなたを忘れていない〜被災者と歩んだ25年〜

制作:MBS毎日放送

死者6434人。負傷者数43792人。1995年に起きた阪神大震災は甚大な被害をもたらした。その中で声を上げられず25年、ひっそりと過ごしてきた人たちがいる。「震災障がい者」の人たちだ。「命があっただけマシ」そう避難所や地域で言われ、震災で障がい負った人たちは周囲に「助けて」と声を上げられなかった。神戸市で高校教師をしていた牧秀一さん、69歳。NPO法人「よろず相談室」を設立し、震災で孤独になった高齢者、震災障がい者に寄り添ってきた。復興住宅を訪ね、鉄の扉の向こうにある心を開く…。震災障がい者は長い間、「忘れられた存在」として放置されてきた。しかし牧さんたちの働きかけもあって、震災から22年経った2017年、国は障がい者手帳の申請書類に記す、障がいの原因欄に「自然災害」を加えることを全国の自治体に通達した。確かな一歩だが、震災障がい者の正確な人数など実態把握にはまだ程遠いのが現状だ。そんな中、牧さんは25年を機に一線を退くことを決めた。番組では、阪神大震災だけでなく、東日本大震災や広島豪雨災害で被災し、障がいを負った人たちにも支援活動を続ける牧さんの姿を追い、災害弱者が「忘れられた存在」とならないように社会はどうあるべきか、を考えるとともに、格差社会と言われ、弱者が生きにくい今の日本社会で、災害弱者を守ることに人生を捧げた牧さんの最後の活動を追う。

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2020年04月14日放送

私のお父さん、私のお母さん

制作:MBC南日本放送

鹿児島で暮らして22年。ジェフリー・アイリッシュがカメラを回し、人生の先輩たちに両親との日々を聞き取る。大正時代の憲兵、アメリカに渡った写真屋、和傘作りの職人など、いろんな道を歩んできた親との思い出を共有する。彼らの話を聞くことによって、ジェフリー自身も家族の歴史を探りはじめる。

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2020年04月07日放送

64歳の生徒会長

制作:SBS静岡放送

15歳から電力会社で働き、定年後もシニアスタッフを続ける三浦さんが10代の同級生に求めるものは「社会を生き抜く力」。
そのため、生徒会長就任と同時に人との関係の基本となる
「あいさつ運動」と生徒同士の意思疎通を図る「全学年交流会」を始めた。
 交流会に必ず参加する三浦さんの親友たちがいる。中2で化粧を始め、特異な容貌でいじめを受けた夏目光晴(こうせい)くん(16)。高校時代から5年間引きこもりになり、定時制に入りなおした望月友希くん(22)。不登校の経験者同士、定時制で知り合い、将来結婚を考えている山中康樂(こうが)くん(17)とさくらさん(17)。それぞれが定時制高校で居場所を見つけ、放課後や休日に集まっては三浦さんと語らう。その親友たちの日頃の生活態度や行動につい三浦さんが口を挟み、世話を焼く。親友たちはその苦言に「親身さ」と「優しさ」を感じるという。
 だが、三浦さんのやり方に不満を持つ同級生も多い。自動車通学で校則違反に問われた三浦さんに「生徒会長」の資質を疑問視する声が一気に上がった。16歳の荒川俊輔くんは「不登校などを経験した生徒に三浦さんの『上から目線』は嫌われる」と話す。その中、三浦さんの親友、望月くんがある決意を固める。
 元気のなかった生徒たちが自分の意見を述べ、自らの意思を表し始めた・・・。

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