JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス

JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス 毎週(木) 午後11:00〜11:30

JNN系列の記者が、ニュースで伝えきれない「こだわり」を込めたドキュメンタリー番組。そこからは日本の、世界の、人間の、さまざまな知られざる側面が見えてきます。ニュースのその後はもちろん、歴史も文化も、記者たちの視点でとらえたドキュメンタリーをお届けします。

2020年2月20日放送

さよなら前田有楽 ~成人映画館最後の日々~

地上波2019年11月17日OA
制作:RKB毎日放送
ディレクター:寺井到

【内容】
北九州市八幡東区前田。静かな住宅街に知る人ぞ知る古めかしい映画館があった。有楽映画劇場、通称前田有楽だ。1954年に開業し65年になるこの劇場、昔は通常の映画を上映していたが70年代に成人映画館に転身した。昭和の空気を色濃く残す建物は近年映画やドラマのロケ地としても重宝され、倉庫から発見された貴重な映画ポスターなど千点以上の資料は地元のギャラリーで展示され話題を呼んだ。

しかしアダルトビデオの普及などで年々観客は減少し、ある出来事をきっかけにこの6月ついに閉館となった。
幼い頃から映画館に住み込みで働く母と暮らし、30年以上支配人を務め映写やもぎり、看板描きをほぼひとりでこなす鈴木利明支配人(71歳)に閉館を決意させたその出来事とは?劇場最後の日に吐露した思いとは?

また、成人映画館に集まる人々にもインタビュー。遠方から1時間以上かけて通う20代の若者は「唯一好きになった映画館」という。彼が有楽で体験したこととは?さらにはSMショーで女王様を務めているという女性や一般映画に飽き足らず成人映画を観るようになったというグループも登場。普通の映画館と違う多様な人間模様と劇場への愛着を描く。

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2020年2月27日放送

汚された奇跡の森 ~世界遺産候補地のリアル~

地上波2019年12月1日OA
制作:RBC琉球放送
ディレクター:平田俊一

【内容】
2020年の世界自然遺産登録を目指す沖縄・やんばるの森。ヤンバルクイナなど世界でここでしか見ることの出来ない多くの希少生物が住むこの森は、“奇跡の森”とも呼ばれる。その森の大部分は、2016年に約半分が返還されるまで米軍基地だった。「基地があったから開発されずに貴重な森が残った」。沖縄の米軍基地をめぐり、よく耳にする言葉だが―。

米軍北部訓練場にほど近い東村に住むチョウ類研究家の宮城秋乃氏(41)。彼女の日課はやんばるに生息する昆虫や希少生物の研究・観察、そして米軍廃棄物の回収だ。

北部訓練場跡地には訓練弾や照明弾、ドラム缶からバッテリーまで実に様々な廃棄物がそのまま残されている。日米地位協定によって米軍は施設の返還にあたり、原状回復の義務が免除されているためだ。

米軍基地による環境汚染問題を長年調査してきたInformed Public Project(IPP)の河村雅美代表は、日本政府の原状回復への対応の不備と、米軍の論理、そして返還された土地を早く開発したい地元自治体の三者三様の目論見が複雑に絡み合い、問題が顕在化していると指摘する。

世界自然遺産登録に向け官民あげて盛り上がりを見せるなか、決して目をそらしてはいけない“奇跡の森”のリアルを見つめる。

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