遠い国から来た男

出演

仲代達矢、栗原小巻、杉浦直樹、高野志穂、小室等 ほか

  • 放送未定

人生にひとつの区切りをつけ、これから向かう先を模索する初老の男女三人の心のひだを、緻密に描いた山田太一の快作。運命のいたずらに男と女の心が揺れる、切ない大人の恋物語となっている。約半世紀ぶりに遠い異国の地から日本に帰ってきた男と、彼と深い因縁のある夫婦。心に痛みを感じながらも平静を装ってきた三人それぞれの本音がぶつかり合い、研ぎ澄まされたセリフと沈黙が急流のように交錯する。何もない日常に現れた“遠い国から来た男”は夫婦の心を裸にし、やがて妻はある決意を固めた…。人の心のかすかな移ろいを優しくとらえており、山田太一ワールドの真骨頂を見ることができる。仲代達矢、栗原小巻、杉浦直樹ら名優たちの演技合戦にも注目だ。

【ストーリー】
中米の国サン・ハイメで暮らしていた津山雄作(仲代達矢)は46年ぶりに日本の地を踏んだ。二度と帰らぬと心に決めた日本に戻ったのは亡き母の墓参りと、ある女性に会うためだ。その女性とは結婚の約束までしていたが、離れ離れになってしまった岡野典子(栗原小巻)。商社マンの雄作はフィアンセの典子を残して海外単身赴任中に、暴動に巻き込まれ投獄された。典子や同期入社の岡野卓己(杉浦直樹)が雄作を救うべく奔走しても、コンタクトさえ取れずにいた。典子に一目会いたいという雄作のため、旅行会社の矢川香(高野志穂)は走り回る。
香の仲立ちでようやく典子との再会が実現することになったが、約束の場所に現れたのは夫の卓己だった…。わだかまりを持ったまま別の国に暮らし、連絡も取らないまま半世紀近く経った雄作と卓己は、探り合いながらお互いの思いをぶつける。結局、卓己は典子に会わせると雄作に約束。やがて、雄作と典子は46年ぶりに再会し、二人は長い空白を一気に乗り越える。遅れて卓己がその場に合流したとき、典子はある宣言をする。

番組基本情報

  • 制作年 : 2007年
  • 全話数 : 1話
  • 制作 : テレパック/TBS
  • プロデューサー : 森下和清
  • ディレクター・監督 : 高橋一郎
  • 脚本 : 山田太一
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