日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち

2016年7月13日(水)〜 10月10日(月・祝)

休館日:火曜日 ※ただし8月16日(火)は開館

国立新美術館

みどころ

開催趣旨

アカデミア美術館は、ヴェネツィアの美術アカデミーが管理していた諸作品を礎として、1817年に開館しました。14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心に、約2000点を数える充実したコレクションを有しています。日本とイタリアの国交樹立150周年を契機として、このたび同館の所蔵品による本邦初の展覧会が実現する運びとなりました。テーマは、ルネサンス期のヴェネツィア絵画です。ルネサンス発祥の地であるフィレンツェの画家たちが、明快なデッサンに基づき丁寧に筆を重ねる着彩、整然とした構図を身上としたのに対して、ヴェネツィアの画家たちは、自由奔放な筆致による豊かな色彩表現、大胆かつ劇的な構図を持ち味とし、感情や感覚に直接訴えかける絵画表現の可能性を切り開いていきました。

本展では、選りすぐられた約60点の名画によって、15世紀から17世紀初頭にいたるヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望します。ジョヴァンニ・ベッリーニからクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼまで、名だたる巨匠たちの傑作が一挙来日します。また、ヴェネツィア盛期ルネサンス最大の巨匠ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作《受胎告知》(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品されることも、本展の大きな見どころとなるでしょう。ヴェネツィア絵画の歴史のなかでルネサンス期に焦点を絞った展覧会は、国内ではほとんど例がありません。この貴重な機会に、水の都ヴェネツィアのルネサンスを彩った名画の数々を、ぜひご堪能ください。

アカデミア美術館とは

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アカデミア美術館のコレクションは、ヴェネツィアの美術アカデミーが管理していた作品群を核としながら、14世紀から18世紀までのヴェネツィア絵画を中心に形成されています。

ヴェネツィアに「絵画・彫刻・建築アカデミー」が創立されたのは、まだ共和国であった1750年のことでした。しかし、1797年のナポレオン軍の侵攻によって共和国が崩壊し、ヴェネツィアがフランスとオーストリアに交互に領有された18世紀末から19世紀初頭にかけての激動の時代には、アカデミーにも改革の波が及びました。まず、共和国時代に公共機関や宗教建築物を飾っていた美術作品の一部がアカデミーに収蔵されるようになります。そして、1805年末にヴェネツィアがフランス支配下のイタリア王国に併合されてから1年余りを経た1807年の2月、アカデミーは「王立美術アカデミー」に改名されるとともに、教育のために所蔵作品を展示することがその使命に加えられました。これを機に、アカデミーはサンタ・マリア・デッラ・カリタ修道院とその同信会館内に移転し、作品を展示できるように建物の改修を進めていきます。そして、1817年8月に初めて一般に公開され、アカデミア美術館が誕生しました。

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